クレジットカードNICOSの動向について

NICOSの経営建て直しは前途多難

カード専業になった三菱UFJニコスですが、MUFGカードの会員数を伸ばせずにいました。そうした厳しい業績の中、ニコスは 財務体勢強化のため、2011年2月に MUFGと農林中央金庫から1000億円の出資を受けました。これは、07年の1200億円に続いて 二度目の巨額な金融支援です。

 

これほどまでの巨額出資での経営改善を試みることになった背景には、過払金請求があります。この数年で約300億円近くもかかっていたのです。過払金に対する見通しが甘かったとしか言えず、メガバンクの支配を一層強める結果となりました。

 

NICOSは経営改善へ向けては、2010年度中に純資産1300億円のうち700億円の利息返還損失引当金を準備しました。さらに二度目の増資で同額を積み増して1400億円にし、今後の過払金請求に備えます。もちろん、早期退職などコスト削減策も同時に打ち出しています。また、現在UFJ,ニコス,DCの3種類あるカードを MUFGカードに一本化するなどして経営を立て直していきます。